Android Bazaar and Conference 2010 Springに行ってきた

すでにニュースサイトにも記事が上がっているけど。

当日は受付から驚き。

会場に行ったら長蛇の列で、こんなに集まるのか!と。受付を済ませてA会場に入ると、視界のあちこちにDesire、Xperia、HT-03AなどのAndroid端末が目に入ってくる。

街中を歩いていてもiPhoneばかりが目に入るけど、ここでは一生分のAndroid端末を見たんじゃないかというくらいの数、ちなみに私はiPhoneだったけど。

【丸山先生の基調講演】

Androidの伸びと可能性についてのお話。携帯電話の普及の伸びとインターネット接続環境との伸び率が違う、というグラフは興味深かった。携帯電話は普及していてもネットに繋がっているのかは別の話ということ。

トラフィック増は避けられないが、ネットを流れるデータはどんとんリッチになっていく。それはすなわち様々なパラダイムシフトのきっかけになるだろうとのこと。

【Googleの基調講演】

Froyoについての紹介。講演の中で時期バージョンをGingerBreadと言っていたけど、この名称は正式に決まったんだっけ...。

CTS通過済みのGoogleが正規に認めているデバイスは、一日あたり16万台販売されている。一日で、か...。海外はローエンドからハイエンドまで選択肢が広いというのもあるのだろうが、確実にAndroidデバイスは広まっている。

【バザール会場】

Alexは電子ペーパーの表示が綺麗で、アプリから制御できるというのがとても面白そう。

シャープのIS01、Lynx、開発機のJN-DK1などのデバイスが触れるコーナーには人だかり。シャープの企画、開発担当者が直接質問に答えてくれるのもあって注目度は高かったな。

あとはちょうど注目を集めていたAndroidミニ四駆とか...

droid人形だったり...

セッションの間の休憩時間はいつもこれくらいの人だかり。

【ドコモさんの講演】

スマートとは何か?という掴みから、いまのドコモの施策を自己批判するような内容が多く、現場の感触が、さまざまなしがらみでドコモとしての方針に反映されない現状が垣間見えた。

【KDDIさんの講演】

auのスマートフォン戦略について、反省をしつつこれからのロードマップを。

Androidが出てきてしばらくはキャリアの中でも様子見というか、何か可能性を感じて一気に立ち上げということは無く一人で調査を開始したなどスロースタートだったようだ。

そういうauがIS01を出すと言うことで、「事前のフィーバックが良くて発注量を倍にした」というフレーズが飛び出す。

【シャープさんの講演】

個人的にはベストセッション。

IS01はLinuxザウルスを開発していた人が関わっているということ、そしてAndroidのようなオープンソースに対する捉え方もザウルス時代に培われていたということ。

普段、商品発売時にニュースサイトに載る「開発者インタビュー」は企画や広報担当が出てくることが多くて、本当に現場で開発していた人が自分の言葉で話すことは珍しいのではないか。

話を聞いている感じだと、シャープは結構本気で、Androidをやりそうな気がする。おそらくAndroidの文化とフィーチャーフォンの文化とをどう混ぜていくかが一つ注目すべきポイントかも。

【地方LT】

なぜか西日本の支部ばかりのLT。

どの支部も面白そうなことをやっていて、活動も活発みたい。地方は交通の壁があるなぁ...と思いつつ、どうやったら地方支部の活動がスムーズにかつある程度の盛り上がりを持って進められるかと考えたり。

【LT】

カーレースのロガーのデバッグで実際にレースで走ってみたりってのが面白かった。まだ未完成のようだけど、センサーと結びつけるのはAndroidは比較的得意なはずなので、こういう過酷な条件で動くデバイスがあってもいいかも。

【懇親会】

福岡支部長のしかじろうさんに付いて行く形で、運営スタッフの皆さんの懇親会にお邪魔してました。

よく名前を見かける方とも挨拶できたり、各支部の話に耳を傾けたり。ただ誰が誰なのかよく分からず私もネットでは顔を出してないので分からず、お話しできなかった人も...。

学生部の皆さんが裏方で頑張ってました。若い力っていいなぁ。

【感想】

はっきりと言葉では言い表せないけど、収穫の多いイベントで参加して良かった。

セッションも私が聞いていない裏番組もかなり盛り上がったようだし、これだけのイベントを企画、運営したスタッフの方々には感謝の一言。

Androidの裾野は、エンジニアやデザイナー系の人を中心に広まっている感じ。コンシューマ向けにはまだまだこれからかなという印象。ただデバイスがたくさん出てきてそれぞれUIなどをコンシューマ向けに作れば、それなりの台数は売れそうな予感。

あと、個人的にはtwitterでフォローしている方と何名か会って話ができたのが収穫。人が多くてけっきょく分からずじまいだった方も多いのだけど...。またこれは次の機会とかにリベンジしたい。

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