やっぱり肉体労働だと思う

記事の内容とほとんど関係ないところだけど、@ITから。

http://jibun.atmarkit.co.jp/lskill01/special/johosec/johosec01.html

2006年春期試験の分析を聞く中で、小川氏が心配そうに打ち明けたことがある。情報処理技術を学ぼうとする意欲が特に若手の間で落ちてきているようなのだ。若手はIT業界に魅力を感じられなくなっているということだろうか。小川氏によると、学生の中にはITエンジニアというと肉体労働者並みに過酷な労働環境をイメージする人もいるそうだ。

 「昨年起きた東証のトラブルをはじめ、システムトラブルが社会に深刻な被害を与えるニュースが影響しているようです。システム担当者の責任の重さや労働の過酷さを感じ取った人もいるのでしょう。試験ならラインさえ越えれば何とか合格ですが、業務では完ぺきさが求められますから」と小川氏は指摘する。

ニュースの影響と言うよりも、2ちゃんねるやその他でデスマーチとかの現場の状況がずいぶんと広まったからからじゃないのかな…。携帯電話の開発も過酷だし、それ以外のシステム開発も徹夜、サービス残業はほぼ当然、給料も良いわけじゃない、心や体を壊してしまう人も多い…。

そんな話を聞けば、学生には敬遠されるだろうし、この業界に入ってきても希望を見つけることはなかなか難しいと思う。特にn次請けの会社に入ってしまうとまた厳しいだろうし。

「仕事の厳しさの中にやりがいを見つけなければ」という人もいる。でもそれはある意味きれい事であって、その人はそれでも良かったのだろうけど、ボロボロになりながらもそこに何かを見いだせっていうのは、多くの人には酷かなという気がする。

こういうIT業界の惨状の話をすると、IT技術者だけ被害妄想ではといわれることもあるらしいが、他にもっと過酷な業界があろうとなかろうと、IT業界としておかしいと思うことは言っていったほうが良いと思う。「下には下がいるから」と自分を納得させても何の意味もない話だし。

若手が意欲を無くしてしまうと、会社含めて業界そのものが沈没してしまうよ。スキルの低い技術者があふれ、その結果デスマーチは頻発し、余計に使える人間が去っていくという負のスパイラル…

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