九州経済産業局による 「九州初、組込みソフトウェア実態調査レポート」

九州地域組込みソフトウェア戦略策定調査結果について ~九州初、組込みソフトウェア実態調査~

九州経済産業局が作成した、九州の組み込み業界についてのレポート。

企業へのアンケートをまとめたものって感じで特に脚色無く淡々とまとめられてる。

九州は二次請け、三次請けが多く、営業も関東・関西方面が多いとか、まぁそうだろうなぁ。九州は工場は多いんだけど、あくまで生産拠点であって開発拠点は多くないんだよね、そういうところから仕事を貰おうとすると少ないパイなので大変かも。

このレポートには今後の期待産業として自動車って書いてあるけど、先の不況で一気にシュリンクしたし...。携帯関係も案件はそれなりにあるんだけど、価格や納期の面で請けるには厳しい案件が多いような気がする。何にも仕様とかハードとか実現方法とか決まってないのに、3ヶ月後には出荷レベル、みたいな話で担当者が死ぬ思いをするって話もチラホラと。

そして人材の問題も。

プログラマーは多いけど、ハードやシステム特性を考慮した設計ができる人とか、いざという時に問題を解決できる職人系の人がいないという。若手を採用し過ぎて技術伝承ができてないし、若い人もそこまで真剣に仕事に打ち込むってしなかったりするから、空洞化し始めてるかもね。

...そんな感じで組み込み、ましてや地方の状況は厳しいけど、九州の中小の開発会社が組んである程度の規模の案件もしっかりと請けられるようにすること。そしてそのためには得意な技術とかを企業どうしで上手く組み合わせることじゃないかなぁと思ったりする。

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