短い開発期間とメンバーへのプレッシャー

組み込みにしても業務系、Web系にしても納期・開発期間はどんどん短くなっていると思う。

組み込みの場合はハードも無いときに設計を始め、開発用ライブラリの提供が遅れ、動作確認と試験のためのハードが遅れ、しかし開始から4ヶ月後のマイルストーンでは全機能が動作し一定の品質であること、なんて要件の案件はよくある。さらに開発費もそれほどかけられない。

納期短縮の流れに対しての特効薬はなかなか無いのが現状だとは思うけど、プロジェクトの進め方や人のアサインなどは昔から変えず、単に開発メンバーに工数や作業面で強いプレッシャーをかけ続けて作業させるやり方を取ったりする現場が多いのではないか。

少しでも見積もり時間と差異が出たら、マネージャからとても厳しく理由などを問われるとか、突発的な割り込み作業まで考慮して月間の工数見積もりをしないといけないとか。何かあるとマネージャに長々とお伺いを立てたり、謝ったりしないといけないプロジェクト。

自分が行う作業の見積もりは重要だし工数管理はきちんとやるほうが良いに決まっているけど、厳しすぎると現場の息が詰まらないだろうか。

時間=コストだから無駄にして良いというわけでは無いが、明らかに多い仕事を積んでおきながら規定の工数でやれなかったから、お前の作業効率は悪いだのという言われ方をするプロジェクトだと、たぶんみんな殺伐としてくるように思う。

工数は確かに抑えられるかもしれないけど、サビ残が発生しやすくなるだろうし。逆に生産性落ちたりしないのだろうかね...。

景気が悪くて仕事が少ない、取れても予算が少ないという状況だとこういう締め付け型のプロジェクト管理が横行していそうだ。もっと作業のスコープを調整するとか、人のアサインを変えてみるとか、メンバーに負荷をかける前にやれることはあるんじゃなかろうか。

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