IS01のメール不具合と開発現場

au初のAndroid端末「IS01」が販売停止 メール不具合で – ITmedia News

auの公式アナウンス

スマートブック「IS01」のメール送信不具合について | 2010年 | KDDI株式会社

によれば、アドレス帳や送信元のメールアドレスにカンマが含まれていた場合に、正しい宛先にメールが送られないらしい。

「,」の前の文字列、及び、「,」の後の文字列が「電話帳」の「名前」に登録されていない場合、その文字列に “@ezweb.ne.jp” のドメインを付与し、メールが送信されます。

おそらくこの勝手にezwebのドメインを付けて送る、という親切機能が今回アダになっているように見える。

まぁ、なんでCSVでも無いのに内部のデータ形式でカンマの有無によって処理が変わってしまうのだろう…という謎はあるのだけど。詳細は元々のメールアプリの作りを見てみないと分からないけど。

メール機能の停止、端末の販売停止に対して批判があるようだけど、意図しない相手にメールが送信される可能性がある以上、メール機能の停止はキャリアとしては正しい判断だと思う。買ったユーザーの中には今回の不具合発生を知らないままのユーザーがいるだろうし、メールの誤送信によって損害賠償請求を起こされる可能性があることを考えると止めるしかないと思う…。

開発者の視点で見ると…

なんでこんなバグが見過ごされたのか、携帯電話開発は人海戦術でテスターが日夜叩いているはずなのにね…。たしかにメーカーのテスターチームが存在するので、開発側はどうしても「作ってちょっと動かしてリリース」というやり方になりがちではある。

だいたいは最初から破綻しているスケジュールと人員で追加機能対応をやらされて、レビューや単体結合テストをろくにやらないままリリースし、実際のテストはテスター任せという現場がけっこう多いはず。テスターも仕様書から起こしたテスト、ある程度のパターン網羅とランダムテストは実施するものの、今回のような「カンマ入り」まではやってなかったのだろうね。

色々と開発現場の限界が見え隠れするような、そんな事案な気もする。下請けに対する予算はどんどん削られる一方で作業は増えるばかりだから。

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