OSC2010福岡で聞いたセッション

オープンソースカンファレンスで聞いたセッションを。

朝一発目のセッション、「Blenderで作った3DモデルをAndroidで動かす」。大分支部の山口さんが講師というのと、単純に仕組みに興味があったので。これを聞くために朝から出掛けたようなもの。

福岡支部のブース準備で、10:15の開始時間を3分くらい過ぎて会場に行ったのだけど、裏番組のセッション会場と違ってほぼ満員。若い人が多かった印象。もしかして山口さんってゲーム作成者としてけっこう有名だったりするんだろうか…?

2010-12-11 10.24.19

セッションでの資料は山口さんのWebサイトにあるのだけど、個人的に一番知りたかった、BlenderからAndroidで使える形式にしているところは自作ツールで変換とのことでちょっとブラックボックス。ただAndroidのJavaソースとして出力したものをOpen GLを使ってポリゴンを作っているという方法自体は分かった。

Javaは.classファイルのサイズ制限が64kbで、あまりポリゴンの多い(頂点データの多い)データは変換できないらしい。…たぶんだけど、これは回避方法があるような気がする。

例えば、Javaでは無くてNativeで使うC言語のヘッダファイルとして吐きだしてNativeレイヤからOpenGL使うとか、Java層でもどうにかなりそう。

あと、山口さんの自作変換ツールはMac OSX用のみなのよね…。

でもセッションの内容自体は面白く、Blender使うの大変なんだなぁとか色んな事が分かって来た甲斐があった。

もう一つは、午後のセッションで「独自プログラムを実行可能なオープンなメッシュWiFiアクセスポイント」で、九州大学大学院の古川研究室で作っているMIMO-MESHプロジェクトの話。

MIMO-MESHの存在は2年くらい前に仕事で自律的メッシュネットワークについて調べていたときに、ネットで見かけて「あ、福岡でこんなことやってるんだ」と注目していて、キャナルシティで実証実験をやっていることも知っていた。

セッションの内容は個人的に気になっていた多段ホップした場合の遅延量や、ノード間の管理情報のやりとりの仕組みがどうなっているのかなどという点が聞けて満足。

最後は、勉強会勉強会LT。

福岡にはたくさんの勉強会があるのだけど、どんなことやっているのかあまり知らなかったものも多くて、多少なりとも分かったのは収穫。でもさすがに登壇する人たちはプレゼン慣れしてるなぁ…。

他にも聞きたかったセッションはあったけど、福岡支部のブースで色んな人と話しているのも楽しかったので、体が二つあったら良かったけどね。

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