隙の無い会見

震災報道、原発事故報道への提案 | プリンストン発 新潮流アメリカ | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

原発に関する東電の発表は回数を重ねても手際が良くない印象はある。どうも技術系の社員を出しているからというのはあるようだけど…。

余計に記者から横柄な質問を受けてしまうし、さらにしどろもどろになって…と悪循環。

もう少し、隙の無い会見ができればあの会見の雰囲気はガラッと変わりそうな気がする。あんなに荒ぶったことにはならない。

変わって枝野さんは、話す速度(普段は早口癖らしいが)、声のトーン、そして何より質疑に対して原稿や資料をパラパラと見返したり、うろたえたりせずに、即答でコメントを返していること、つまり隙が無い。聞いていると、会見で発表する内容についてできるだけ自分が理解をした上で会見に臨んでいるのが分かる。理解をしていないと人には説明できないから。そういう隙の少ない状態だから記者も叩きづらいんじゃないかと思う。

枝野さんの政治的手腕や信条を抜きにしてスポークスマンとしては良い仕事かと。

東電にもこれくらい隙の無い広報ができる人が任にあたったほうが印象としてはいいだろうなぁ。特に海外も注目している事象なので、一企業には荷が重いかもしれないけど、広報体制はしっかりしておいたほうが東電の今後の活動にも影響しそう。

でも東電の会見にいつも出てくる人たちもかなり疲れ切った表情をして、記者にボロボロに言われてよく潰れないなぁと思う。そこはすごい頑張り。

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