“われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語る”-米長 邦雄

ついこの間、対戦があってのすぐの出版本なのでもう少し中身が薄いのかと思っていたら意外とそうでもない。おそらく事前に書けるところは書いておいたのだろうけど。

将棋に関しては駒の動かし方しか知らないけれど、このボンクラーズとの対戦はニコ生で結局全部見た。戦術とか知らなくても、どんなこと考えてるとかどっちが優勢だとか、この先どんな可能性があるかとかの解説聞いているだけでも楽しめたのだ。

で、この本。米長会長と言えばtwitterとかでなにやらブッとんた発言をたまにしてる、という噂だけを聞いていて、変わった人なんだろうかと思って読んでみると、全くそんなことはない。

将棋連盟会長としての「経営者」の仕事、そして元プロ棋士の思考をちゃんとしてる。68歳でもトッププロ棋士だったわけだから当たり前と言えばそうなんだろうけど、ボンクラーズとの対戦までの作戦の立て方、コンピュータ側のことも年齢にしてはよく知っているし、本番の対局を見た人ならそこに至るまでの準備や当日・後日談まで、その裏側がよく分かって面白い本。買ってみて良かったかなぁ、と。

われ敗れたり―コンピュータ棋戦のすべてを語る
米長 邦雄
中央公論新社
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