開発現場にプレッシャーをかけても品質もバグもミスも改善しないと思う


Photo credit: haml from morguefile.com

今の現場は、デスマ中というのもあるせいか現場に対するプレッシャーが酷いというのは以前も書いたけれど、なんだろうか、とにかく威圧的なことを言われたり、一つのミスや手違いやバグに対して強い言葉で注意が来るのは現場を萎縮するだけのような気がするんだが。

まぁデスマになった要因とか、ミスした要因とか、下請け側の自分たちに非があるものはあるのだろうが、かといって割り込み作業をたくさん積んで「元はと言えばお前らが悪いのだから、割り込み作業も元のスケジュールも遅れはいっさい許さない」のような感じの言い方をされたら、いくらこちらに非の何割かがあるとしても、気持ちは萎える。

プロジェクトのフェーズ的にもう悠長なことは言ってられない、バグ一つにしても牽制を厳しくせざるを得ないフェーズなんだろうとは思うけれど、やり方、言い方としてもう少し何かないのか…。トップダウンで強いプレッシャーかけたり現場を怒鳴ればミスが無くなるのか、バグは無くなるのか…?そういう問題なのか?

かえって、正しい報告を上げなくなったり(上げるとメチャクチャ怒られ、対処や周辺確認など多大な作業、報告が増えるから)、そういう方向に現場の気持ちが倒れないとも限らない。そっちのほうがプロジェクトにとって不幸な結果になりそうだ。炎上しているプロジェクトをなんとか終わらせようという気持ちも生まれないし、とにかく自分は余計なことには関わらない、できるだけ逃げ回っていたいって空気が出てきてもおかしくない。ちょっと何かに巻き込まれるとあちこちから怒られる状況じゃあ…。

恐怖政治の現場は良いことは何もないと思う。実際、プレッシャーに対して心身壊す人が出てきているし。

正直なところ、私もこの現場からは逃げたいなぁ…と思うことが増えた。なんとか火消しできる方向に頑張ってみよう、という気持ちが出てこないね。

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