サビ残の監視をすればするほどサビ残が生まれることも

ユニクロ、もう「ブラック企業」とは言わせない! 柳井正氏「サービス残業は会社を潰す」 (J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

おそらくどこの会社も、トップや本社、人事部あたりは表向きは「サービス残業は認めてない」って言うだろうさ。

どんなに上位層がきれい事を言っても、現場では蔓延しているのがよくあるパターン。例えば現場の社員がタイムカードを誤魔化してサビ残したところで、人事や本社はチェックしきれないはずだし。

上司が指示(暗黙の指示)するケースもあるだろうし、本人が自主的にサビ残することもある。サビ残に対するチェックが厳しくなればなるほど、サビ残してチェックから逃れる人が出てくる。

だって人事とかのチェックなんて「いつ作業が終わるのか」「上限超えないようにやれ」とか細々と口を出したり報告を求めたりして来るけれど、かといって応援の人を出してくれるわけでも無いし、その現場の上司と掛け合って改善させるなんてこともしないし。単にその個人を決め打ちで「どうなってるんだ」「どう挽回するんだ」と言うばかりのことが多いんじゃなかろうか。

そんな面倒なチェックが入るくらいなら、膨大な作業と決められた労働時間の上限との板挟みになった結果、誰の指示が無くてもサビ残する。もっとタチが悪いのは、その上司がそういうのを分かっていながら何も言わない、むしろそういう「自主的サビ残」になるように仕向けることもあったりすると思う。わざと作業に対して人をアサインしないとかね。

おまけに「仕事が前に進むなら、サビ残やっても毎日終電、休日出勤でも苦にならない」と言う人もいるし…。その人だけで閉じてくれればまだマシだけど、それを周りにも求めたり、滅私奉公のように仕事しているその人の周りの人間が申し訳なく思って「おつきあい」で仕事するような状況になったりすることもあるし、本人は本人なりの達成感を感じているからサビ残も長時間労働もいとわず、ってなるんだろうけど周りは辛いよね、とかまぁサビ残は会社も個人も療法とも根が深いです。

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