「そういう仕事がしたいんだよなぁ。」

今日のダーリンー(via ほぼ日刊イトイ新聞)

なんだろう、この変化って。
かつて、パソコンの処理速度について若い衆が、
速いだの遅いだの騒いでいるときに、
「そんなにおまえらは時間がないのか?!」とか、
速度についてわかってなかったぼくは言ったものでしたが、
実際、自分が多少でもパソコンを触るようになったら、
体感できるかできないかの速度の向上でも、
「やったー、速くなったなぁ!」と、大喜びするものね。
そういうようなことなのかなぁ、
ぼくのイヤホンについての価値観の変化は。
どっちにしても、スタートはiPodなんだよね。
SHUREの売上げとかにも、かなり影響あたえてると思うよ。
iPodの登場は、こんなところまで耕しているんですよね。
そういう仕事がしたいんだよなぁ。

本当は全文引用したいけど、長いので最後の部分だけ。

iPodやiTunesで音楽を聴きまくっている糸井さん。今は仕事用と外出時でイヤホンを使い分けているそう。

その外出時用に使っているのがE3cというSHUREという会社の製品。もともとイヤホンは嫌いだったそうだけど、この製品が気に入ってしまったそう。これはイヤホンマニアなら誰でも知っている高級イヤホンなんだけど、そのイヤホンを奥さんが掃除機で吸い込んでしまって、コードの被服が取れてしまった。そこでE3cより上位機種のE4cってのを注文し、楽しみにしている…という前フリがあってのこのパラグラフ。

iPodの隠れた影響力について気づいた糸井さんの最後の言葉「そういう仕事がしたいんだよなぁ」。

iPodの登場で、それまであまり音楽を聴いたり、イヤホンに凝ってみたりしなかった人たちも、いつの間にかそういうモノに凝るようになったりという変化をもたらした。そういう変化をもたらすような仕事を自分もしたいということなんだけど、こういう言葉がサラッと出てくる人ってなかなかいないんじゃないですか。

もちろん、それが糸井さんだからってのも多少はあるにしても、糸井さんの目標の高さというか願望というか、あぁこの人はすごい人だなってこの一言で思ったわけです。ふつうの人なら、この最後の一文はあまり出てこないんじゃ…。

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