「 2005年08月 」一覧

そしてまたデスマが始まる

デスマが無くならない。その原因を挙げていけばキリがないけれど、そもそも最初の段階として、無茶な条件にもかかわらず受注しようとする管理職(と社風)の存在が大きいと思う。

目の前の売上が欲しいばかりに、「ちょっときついけど何とかなる」「危なくなったら支援する」「今度のはそんなに難しくはないから」「うちがやる範囲は限られているから」などと色々なことを言い、現場技術者から上がってくるリスクの忠告も都合良く聞き流され、受注に向けてひた走る。

それは売上が上がれば、そのプロジェクトはあとから火を噴いて赤字を出しても、火を噴いたときに考えれば良いと思っているんじゃないかと勘ぐってしまうほどだ。

こうなったときに一番大きな犠牲を払うのは現場だ。さんざん訴えてきたリスクも流され、「突入」の命令が下される。それでもなんとか火を噴かないように手を尽くしてみるが、しかし条件の悪さやメンバの力不足もあって火を噴いたとき、管理職の対応はだいたい決まっている。「人を入れればなんとかなるの?」

数は力、ここは国会では無い。この図式が効果的な場面は非常に限られている。そして犠牲者を増やしつつ泥沼へ…。

リスクについてきちんと検討しない管理職を持つと不幸だと思う。ある程度の思い切った決断力は必要だろうが、管理職自身の口から「突撃」とか「突入」という言葉(巧妙な言い換えで「挑戦」)が出てくること自体がおかしい。すでに危険なことは薄々気づいていて、その危険さを説明せずにメンバをアサインするのは反則に近いと思う。

ある程度危険を冒して受注するのであればそれなりの体制やメンバ、開発方法などの戦闘準備はしないといけないわけだけど、単に「大丈夫だ」を繰り返されたところで、プロジェクトが始まる前から焦げ臭さが漂い、メンバのモチベーションは下がってしまう。「今度の仕事もデスマかなぁ」と。

辛くても、条件が厳しくても、一筋の光でも見えていれば「頑張ればなんとかなるかも」という気も起きるだろうし、たとえ光が見えなくても、なんとなく「光が見える可能性」を感じ取れればいいのだが…。残念ながら、その可能性すらイメージできない作業というのもある。

そんなに技術者を消費してまで、企業を維持存続する意味があるのだろうか。企業の目的は利潤追求、拡大再生産であるのが一般論だけれど、それを実行するときに人員を「消費」するのは正しい姿か?技術者を消費し続けるということは、ある程度力の付いた技術者が脱落し経験の浅い人を補充するということで、その企業、業界としての進歩は著しく停滞するはず。

…デスマを何度やっても、学習できないのは何故なんだろう。


「単純なミス」が引き起こした半日の取引停止

システム屋として、また株をやっている者として、バグの怖さ、テスト漏れの怖さを感じる。

今朝、イートレードの取引画面で「JASDAQシステム停止」と表示されていて「またか…」と思ってたけど、前場の取引全体がストップしてたからけっこうクリティカルなのかなぁと思いきや。

「単純なミス」が引き起こした半日の取引停止(via ITmedia)

8月29日、ジャスダック証券取引所のシステムに障害が発生し、午前中の取引が全面停止日となる事態に陥った。同社が29日夕方に行った記者会見によると、原因は「比較的単純なミス」(同社代表取締役専務の菊一護氏)という。

どうも、JASDAQと証券会社のシステム接続の設定値の変更で誤った値が設定されたから、ということらしい。その設定値は日立が計算から出すらしいんだけど、なぜ計算を誤ったのか、なぜテストまでしているのにそれをすり抜けたかってことか。

クリティカルなシステムでは、事前のテストおよび障害発生時のバックアップシステムが不可欠だ。ジャスダックでも日立と協力し、設定変更に関するテストを 3回実施してきた。しかし、テスト自体の前提(設計値)が間違っていたことから、ミスを見つけ出すことができなかった。バックアップシステムにしても、同様に間違っていた前提に基づく設定がなされていたため、切り替えても用をなさなかったという。

要するにテストデータもミスっていたので、問題が発見されなかったと。このプロジェクトでのチェック体制はどうなってたんだろう。現場の担当者の作業をチェックする仕組みがちゃんと機能していなかったのかな。それとも、意外とありがちな「その担当者以外にその部分をチェックできる知識を持ったメンバがいない」とかかも。

担当者による分業はどこでもやっているはずだけど、システム規模が大きかったりすると各担当者以外にその部分をフォローできる人がいないなんて事が発生しやすいと思う。そうすると、仮にレビューをしても、肝心な部分がレビュー漏れになったりして、それが後々まで気づかないと、今回のような事になる…と。

こういうときは総合的にチェックできる立場のアーキテクトを置いてレビューに参加させるべきだとか、プロジェクト内で情報共有をきちんとすべきという話しが良く出てくるけど、実際にやって上手く回せているプロジェクトってほとんど無いんじゃないだろうか。たぶん、あったら「成功事例」としてどっかの記事になるくらいまだ希少な例じゃないかな。

うちの会社も東証のシステムやっている会社がグループにあるし、携帯電話とか規模の大きいプロジェクトがあるし、今回のトラブルは人ごとではない。

だいぶ昔になるけど、私のミスで地元の某大企業のシステムを3時間くらい止めてしまったことがある。たまたま基幹システムではなかったのと、システムの稼働時間が決まっていたので稼働時間外に先輩方に復旧作業をしてもらって、なんとか事なきを得た。

その時の原因は、追加したスクリプトに全角文字が混ざっていてその部分が実行されなかったからだったと記憶している。Lotus Notes R4.6のLotus ScriptというNotes専用のスクリプト言語で、スクリプトをフォームに記述してNotesのデータベースに置き、あるイベント時に実行するというものだったけど、そのスクリプトを編集するNotes上の専用のエディタがスクリプトの構文エラー(全角が不正に混ざっているなど)をチェックせず、書いた通りに保存してしまうものだった。

そして、テスト環境から本番環境に同じコードを数カ所埋め込む必要があり、そのコードを単純にコピペしていけば何事もなく動いていたはずだった。それが、私は何を思ったか、ある一カ所だけはコピペじゃなくて、手打ちでそのコードを入力してしまった。

コードも数行だったので、直接入力しても問題ないと思ったかどうかは覚えていないけど、その時に記号かアルファベットだかに全角文字を入力してしまった。そしてそれをそのまま保存してしまった結果、実際に処理が実行された時に、異常動作でデータの更新がおかしくなるというトラブルを引き起こしてしまった。

確か入社3年目のころで、かなり落ち込んだのを覚えている。起こしてしまったトラブルは私ではどうしようもできなかったから、先輩たちがデータセンターで夜遅くまで復旧作業をしているのを、プロジェクト室でじっと待つしかできなかったあの数時間は、胃も痛かったし、この場から逃げ出したかったほど辛かった。

…おそらく、今回のJASDAQのトラブルを引き起こした原因の担当者も辛いんじゃないだろうか。自分への教訓として大きいけど、その代償も大きい。


大丈夫なのか「小泉後」

今のところ、今度の衆院選は自民党が有利に見えるけど、果たして自民党が勝ってしまって良いのか一抹の不安がある。総理は、任期が来たら辞めると言っているので、その言葉通りだとあと1年。

はて、小泉総理の後の自民党はどうなるんだろう?今、国民新党や新党日本とかを作っている議員さんも「小泉が終われば(自民党に)戻る」なんて事を公然と言っているようだし、「小泉が終われば(昔の)自民党のやり方に戻すだけだ」と言う自民党内の声もあるらしい。

今回の選挙で自民党が勝った場合、1年後には「旧態依然の自民党が復活」という時限爆弾を抱えることにはならないんだろうか。衆議院の任期は4年。再び解散がない限り、来年9月以降の3年間は「小泉後」の体制となる。次の総理、総裁に誰がなるかというので変わってくると思うが、国民新党、新党日本が自民党に復帰し、また党内の旧体質の議員が力をつけてきたら…。

もし、自民党に投票しようとする時はこういう国民から見た「リスク」も考えないといけないだろう。だから私は今回の選挙で投票する政党、候補者を決め切れていない。

小泉総理が退任するときに、再び解散するという超ウルトラCでもない限りは、自民党も1年後が不安、民主党も政権担当能力が不安、他の野党はもう力不足…という構図に見えてしまって、どれも不安なのだ。


FP試験まであと1週間

だけど、今週は割り込み仕事が多かったのもあってか、勉強が進まず。
テキストもまだ3分の2も残っているし…。

明日と来週でできる限りテキスト読んで覚えられるようにやってみよう。

本当は小倉競馬も来週で終わるからもう一回くらい行きたいし、新しいメガネも買いに行きたいけどね…。


オタ vs. 非オタと、モテ vs. 非モテの応酬

ネット上の一部で応酬がなされているわけですよ。正直、ちょっと過熱しすぎじゃないかと。

私の立ち位置から言うと、一般的にはオタ、非モテにグルーピングされます。オタ言うほど何かにハマってるわけでは無いけど。あえて言うならIT技術オタですか。まぁそういうバイアスがかかった見方をしてる可能性大ですが。

オタと非オタ(とりあえず一般人)、どう言い合っても相いれるところがないんで、本当に応酬に終始している感じで、あまり感情的に言い合っても無駄な気がするんですよ。

一般人から見れば、オタ=キモイ、と見えてることが多いわけで。オタに対してちょっとした優越感に浸っている人もいるかも知れない。確かに私が見てもキモオタと思える人はいるし、非モテだと人生の楽しみの何分の1かは捨ててるよな、とか自分でも思いますよ。

逆にオタや非モテは、「オタも一つの生き方」「変な女に引っかかるくらいなら非モテでも良い」みたいな意見もあるわけで、まぁある意味どっちの言っていることもごもっとも。立ち位置が違えばお互いがそう見えても不思議ではないし。でもそれであんまり熱く言い合うのはちょっと…逆に引いてしまって。

私もこの手のエントリは昔に何度か書いてるんですでに「熱く語っちゃってるイタイ人」なのかもしれないけど、とりあえずお互いの存在をある程度許容したほうが精神衛生上も良いんじゃないかと。思ったことを言うのは良いことだけど、ムキに釣られて反論しても何も進まない気がしますし。

まぁ本当にキモい感じのオタもいるんで、そういう人はもうちょっと一般社会に適合して欲しいなぁとか思います。それだけでキモがられる度合いは減ると思うし。オタ=キモイの図式の、「キモイ」が取れればオタという分類もそれなりに市民権を得られるのかも知れないけど。

非モテの人でまだ「モテたい」と思っているのなら、少しでもマシになるように人生の経験値積んで頑張ってみる。モテからバカ呼ばわりされるかもしれないが、何もしないよりかはマシかと。「もういいや」って開き直ってしまってるとちょっと遅いかもしれないけど。

非オタ、モテ側は変な優越感を振り回さして、上から物を見るようなのは止めると。人生に正解は無いんで、オタ系の趣味を持っていようが。非モテだろうが、人に迷惑かけてなければまぁいいんじゃない?それもその人の人生、くらいの感じで構えれば…。

…っていうことを社会から見れば負け組の私が偉そうに書いてしまったけど、「負け組かなぁ」って落ち込む事もあるし、「いやオタだろうが非モテだろうがちゃんと生きて食べれてるだけ良いじゃん」と強がってみたり、はたまたちょっとモテなどを羨ましがってみたり…弱い人間です。


世界最速、上り最大12.2MbpsのADSL アッカ

もうそろそろADSLの高速化も頭打ちだろうな…。

世界最速、上り最大12.2MbpsのADSL アッカ(via ITmedia)

 アッカ・ネットワークスは8月25日、商用ADSLとして世界最速となる上り最大12.2MbpsのADSL接続サービス「ADSLプライムサービス」を、9月1日から提携ISPに順次提供すると発表した。下り速度も最大50.5Mbpsと、従来の50Mbpsから増速した。

ここ2年くらいのADSLの高速化って基地局から1~2km未満のユーザーにしか効果が無いのがほとんどなんですよね。

私の家の場合は、基地局から4kmくらい離れているし、途中に線路とか挟まっていてADSL的には厳しい環境なのです。それでも今は下り2.2MB/sくらいでリンクしているんで上出来と言えるかと思うんですけど、夜になるとやたらにATMレイヤエラーとか頻発して速度が落ちてしまうのがネック。

それと、回線がダウンすることも近ごろ多い気がします。このサイトは自宅サーバなんだけれどアクセスできないことがしばしば。これはダイナミックDNSの更新がうまく動いてないだけかも知れないので設定を見直してみる予定。

ADSLが普及してから、引っ越すときの場所選びに「基地局からの距離」って考慮する人って増えたんじゃないですかね。もし私が引っ越すとしたら、気にします。せめて2.5km~3km以内くらいで部屋を探したいと思いますし。

でも、実際はそういう話しを聞いたことがないですけど、ADSLを気にして部屋選ぶ人。でも道中のケーブルが光化されている地域はADSL自体が引けないって話しを大昔聞いたけど、今はなんとかなるんでしょうか。ADSL引けなくて困った!というのも聞かないし…。


おサイフケータイと松山市

松山には2度行ったことがあるけど、今は便利になっているみたいで。

おサイフケータイで、松山市を散策してみた(via ITmedia)

既報のとおり、本日から伊予鉄道グループの電車・路面電車・バス・タクシーが、非接触IC「FeliCa」を使ったICカードシステムを導入した。松山市駅を中心に伊予鉄道グループの販売所では、カード型の「ICい~カード」が積極的に売られ、駅周辺ではNTTドコモ四国愛媛支店によるおサイフケータイ型「モバイルい~カード」の積極的な宣伝キャンペーンが行われている。

記事にもあるとおり、路面電車が市内の足で、ゴトゴトとのんびり揺られながら、道後温泉、松山市駅(伊予鉄の駅)、繁華街の大街道(商店街、松山城への入り口)、JR松山駅と主要な場所に移動できる。

路面電車、バス、タクシーでICカードが使えるのはいいなぁ…。西鉄もやってくれないかな、電車とバスで。JR九州はここ3~4年くらいでやっと自動改札になったくらいだから期待できないと思うけど。

松山は私の好きな街の一つ。なんとなくのどかな所がね、かといってものすごい田舎でもないので退屈しないし。だいぶ昔、メル友だった女性に会いに行ったのが最初で、まぁその後そっちとは進展は無かったんだけど、街が好きになってその次の年にもう一度観光で行ったんだったかな…。

広島から松山観光港にフェリーで2時間くらいかけてのんびりと移動が良い。広島からは高速艇もあるんだけど、あえてフェリーで。夏の晴れている日なんかは海風を受けていると気持ちいいし。

市内に出れば路面電車に揺られたり、長い商店街を歩いてみたり。JR松山駅構内のじゃこ天を買って食べたりと。

…またいつか行ってみようかなぁと思った記事でした。

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松山観光港もよりの伊予鉄の駅。この古い感じが良い。

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市内を走る路面電車。

ゲーム「電車でGO!旅情編」にも松山の路面電車が出てくる。けっこうゲームとしてもお気に入り。

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IT業界ランキング

今号のコンピュートピアは、毎年恒例の「情報サービス産業売上高ランキング」。

Webでもいくつかのランキングが出ているけれど、会社で実際の記事が見られたので感想。

まずは、「平均勤続年数が短い企業」にランクインしている。たしか平均6.0年くらいだったはずだけど、これはここ数年に入社した新卒・中途が多いから平均値が下がっているのか、本当に短いのかが今ひとつ不明。私で7年目だから、こんなものかも知れないけど。

あと、資格取得者数の一覧でアプリケーションエンジニアの欄が空欄だったけれど、自分の持っているのはカウントされてないんだろうか…。

そういえば、初任給は他の会社より良かったけど、35歳平均賃金は逆にけっこう低かったり、資格取得人数とかに関してはだいたい毎年ランク外という感じ。

こういうランキングを見ていると、なんだかどの会社が良いのか悪いのかよく分からなくなってくる。どこも対して違わないのかもなぁ…現場はどこも疲れきっているのを除いて。


VAIO修理完了

修理に出していたVAIOが戻ってきたけど、ACコネクタ周りの接触不良が直ってないっぽい。

もう一つのUSBコネクタは直っていた。修理の伝票見ると両方とも基盤交換になっているから、本体側のコネクタは新品になっているはず、ということはACアダプタ側が悪いんだろうか…。

また修理に出すのも面倒だなぁ…。修理に出してもこういうものなのかな。
電源周りはバッテリーをつないでいればコネクタの接触不良で瞬断しても大丈夫といえばそうだけど、なんとなく納得がいかない。

やっぱり安いiBookでも買ったほうがよかったのかも。でもこのVAIOも勿体ないから、また修理に出すかは考えよう。最悪はバッテリー併用で。


FP試験票到着

あと12日。テキストはまだ5分の1も終わっていない…orz

年金制度と所得税のところが複雑すぎて覚えきれないですよ。国民年金、厚生年金、国民年金基金、確定給付型年金、確定拠出型年金(個人型、企業型)、中小企業退職金共済(中退共)とかいろいろありすぎて。

年金制度は、被保険者(自営業・学生の第1号、サラリーマン・公務員の第2号、第2号の配偶者の第3号)の種別で分けて覚えれば少しは楽かなぁ…。

この先、生命保険、株式、金融商品、不動産、相続とかまだ勉強してないし、やばいな。


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