ハードのソフトエミュレーションが発展すれば、「組み込み」の敷居は下がるか?

今号のInterfaceを読んでいて、ハードウェアエミュレータの将来性について素人なりに思った。

いきなりハードに挑戦しなくても、ある程度のところまではエミュレータ上でドライバを作ったりできるんじゃなかろうか。そうすると、移植までの作業効率が上がったりしないだろうか。

JTAG-ICEやオシロが手元になくても、ソフトエミュレータで似たような情報が取れたり見られたりができれば違うんじゃないかなぁ。実際のハードとはバスの繋がり方とかで細かくは違うのだろうけど。

組み込み=ハードが無いと学習できない、っていう最初のハードルの高さを超えることができるかも。もちろん、目の前でハードが動いたりするほうがインパクトはあるし実感は違う。けどそれはその次の2番目のステップでも良いのかもしれない。

Interface誌の今回の特集だとAtmel互換の専用エミュレータを使っていたけど、例えばARMエミュレートのQEMUをベースに、周辺バス(GPIOとかI2Cとか)のエミュレートができて、バスの状態とかデバッガのような情報をGUIとかで見ることができたら、学習用のシステムとしてはけっこう良さそうな気がする。学習用の評価キットもボード込みだとけっこうな値段がしたりするけど、ソフトなら扱いも楽だし。

Linuxを移植する学習ができたり、ドライバ作成の学習ができたりとか便利じゃないかなぁ。そういう環境がフリーで整えられたら...。

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