復帰する場所を間違えなければ、ブランクがあっても復活できる

80年代に全盛期だった元プログラマが復活を果たすには - スラッシュドット・ジャパン

コンピュータに触れたのはおそらく89年ごろ。

それからずっと何らかの形でコーディングやら何やらに関わってきたけど、このスラドの元ネタの場合はどうなんだろう。一度引退しているみたいだしなぁ。

まず、自分の中で「興味が無くなる」と、全てがストップして、だんだん衰えていく。実際に手を動かしていなくても、興味を持って情報をウォッチし続けていたりしているだけでも復帰(というか勘を取り戻す)にかかるエネルギーは大きく違うのでは。

プログラミング的なところで言えば、アセンブラやCのような低レイヤの言語をきっちりやっていた人なら、コンピュータのアーキテクチャはノイマン型からずっと変わっていないわけで、例えば"Hello World"を動かす手段は昔も今もどれを選んでもほとんど変わらない。

強いて言えば80年代と比較するとオブジェクト指向の考え方や言語が存在するのと、インターネットのようなネットワークと繋ぐ事をほぼ必須で考慮しないといけないのが大きな違いだろうか。

無理にWebアプリ系を狙わなくても、仮にAndroidだったとしたら組み込みにあたるレイヤなら、昔のアセンブラやデバイス制御なんかの知識が応用できるかもしれないし。

最終的にコードとして表現するのが、RubyやJavaやHTML5だったりするだけで、ソフトウェアの本質はほとんど変わっていないと思う。

ソフトウェアも最近のプラットフォームならアプリレイヤからハードウェアに近いレイヤなどにきちんと分かれているし、インフラという世界もあったり、自分がベースにする世界(レイヤ)はどこかあるはず。そこをベースに段々と上位レイヤにいくなり下を探求するなり、自分の立ち位置を移動していけばいいのでは。

注目を集めてる最新の言語とプラットフォームを使ってすごいサービスをいきなり作りたい、とかいう話で無く、単にしばらくのブランクを置いた後にまた復帰したいということなら、復帰する「場所」を誤らなかったら、あとはその人の興味と探求心次第でいくらでも現役に近いパフォーマンスまで復帰できるのではないかな。

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